恐怖の残業月200時間。ブラック企業社員の1週間

恐怖の残業月200時間。ブラック企業社員の1週間

ブラック企業に勤める会社員の1週間を紹介したルーティン動画が話題となっています。

動画を投稿したのは「5歳からの同級生とルームシェア」(登録者数非公開)。
ブラック企業に勤める「こうき」のルーティンを、幼馴染で同居人の「かいと」が紹介しています。

「生きてるだけで凄い」

4月2日に公開されたこの動画は、現在までに120万再生を突破するなど大きな注目を集めています。
さすがのブラックさにコメント欄では、
「10分ちょっとのこの動画見てるだけでも途中から「この日は24時で帰れたのか!よかった!」って思うようになり始めてたからきっと当の本人は本当に異常なのな自分ではなかなか気づけないんだろうなって思った…就職が怖い

という意見のほか

辞めていて安心しました。 あなたが生きていて素直に嬉しいです😭」

「生活の為に働く」というのが「働く為に生きている」という感じがする」

まさに生きてるだけで凄いやつじゃん

とこうきを労る声が多く寄せられています。

驚きの1週間

動画は月曜日朝6時から始まります。
出社の準備風景が紹介されるかと思いきや、まさかの会社からの帰宅時間でした。

こうきは、2時間半の仮眠を経て9時に出社。
こうきはかいとが作ってくれた朝ごはんを温めたことも忘れ、出社していきました。

そして火曜日も朝6時に帰宅し、2時間半の仮眠。
月曜日と同じく朝ごはんを食べずに出社し、その日は会社に泊まりこみで勤務することに。

水曜日の朝は会社近くのコンビニで食べ物を買い、エナジードリンクで無理やり目を覚まし勤務を続けます。
ここでまさかの連泊が決定し、

頭爆発しそう

とこうきは嘆きました。

週の折返しの木曜日ですが、また朝からコンビニに行き、エナジードリンクで覚醒。
連泊ということで下着も購入します。
ちなみに、コンビニで購入した下着はすでに30着も持っているそう。
そのことから連泊が珍しくないのが想像できます。

この日は24時に帰宅。かいとに会ったこうきは

久しぶりに見た気がする

と語っています。

そして、金曜日は朝9時に出社し24時に終電で帰宅。こうきは

帰れるだけでラッキー

と話します。

週休ゼロ???

週末は休みなのかと思いきや、土曜日も9時に出社。
そして24時に帰宅し、ゆっくりとごはんを食べ、就寝。

最終日の日曜日は、昼すぎからの出社らしく10時に起床します。

1週間休みなし、長時間勤務の上、会社で2泊という“ブラック”ぶりですが、こうきは半年前にこの会社を辞めたそうです。最後に2人は、

投稿者:やめてよかったわ
同居人:な
投稿者:勇気出せてよかったわ、転職
同居人:そうだよな。なんか別の機会で、やめた原因とかやめたきっかけとか話せたらいいよね

と振り返っています。

30年ほど前でしょうか。「24時間働けますか?」というキャッチコピーのCMがありました。リゲインという栄養ドリンクのCMです。

昔は、「仕事に心血を注ぐ」という考え方だったり、漫画「働きマン」のようなモーレツ社員みたいな働き方が美談として語られる時代でした。こういう古い考え方が残っている会社は、意外とまだ多いかもしれません。

もしかしたら、ベンチャー企業のほうが「結果を出す」ことに躍起になって無茶な働き方をさせているかも。最近はなかなか辞めさせてもらえない職場も多いようですが、こうきさんは退職済みということで、無事退職できて本当に良かったと思います。

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