2021年3月1日、鈴木ゆゆうた(登録者数147万人)が「僕が動画投稿を始めた理由。【ゆゆうた】」を投稿。いままでYouTubeでは語られてこなかった活動を始めた経緯を話した。
ゆゆうたは22歳で大学を卒業した先はかなりのブラック企業だった。業務内容は「建築業の現場監督みたいな仕事」だったようだが、基本週イチしか休みがなく、業務通勤も始発に乗ってから終電で帰る毎日が当たり前。
残業が多いときでは月200時間以上になることも。自分の時間なんてなく「仕事してるか寝てるか」という生活を5年間を過ごし「生きることが辛くなった」という。駅のホームから飛び降りてしまおうかと思ったこともあったようだ。
そんなときゆゆうたは、偶然にも2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で、自作曲を評価してもらうというスレッドを見つける。
音楽歴は5歳からピアノを習い、大学時代も警音サークルに所属。その経験を活かして自作曲を投稿してみたところ、8割のユーザーには罵倒されたものの、2割くらいのユーザーには高く評価されたとのこと。普段の仕事では自分の存在価値を感じられなかったゆゆうたは、たとえ批判だったとしても「誰かが興味をもってくれている」ことがとても嬉しかったようだ。
ゆゆうたはその後も、ニコニコ動画に当時流行っていた曲のアレンジなどを次々に投稿。その結果、2ちゃんねるよりも大きな反応が寄せられ、少しずつゆゆうたが認知されていった。ゆゆうたは、顔出しの配信を始め、睡眠時間を3時間に削って活動を続けていく。
「こここそが俺の輝ける場所なんだなって本気で思いました」「当時生きることを見失いかけてた僕に、生きる理由が生まれました」とゆゆうたは語る。これが今から3年前のこと。
そんな中、ゆゆうたの自宅住所が特定されてしまう。「活動辞めるぐらいなら死んだほうがマシ」とまで思っていたゆゆうたは、前代未聞の住所を歌詞にした曲を作り、動画で歌うということをおこない、これでさらにファンを獲得していく。
ところがその1年後、ゆゆうたの職場が特定されるてしまう。
すると、ゆゆうたの勤務先はもちろん、取引先にまで迷惑メールや殺害予告が届くようになってしまった。会社を辞めるか、取引先に出向かない仕事をするかのニ択を会社から迫られたゆゆうたは、悩んだ結果「退職」を決意。
ニートとなったゆゆうたは、活動の拠点を収益化ができるYouTubeに移していった。当時YouTubeではニコニコから転載されたゆゆうたの切り抜き動画が人気になっていた。
また、現在では友人となった「たっくーTV」(登録者数107万人)が取り上げてくれたこともあり、ゆゆうたは、YouTubeでもさらに活躍していく。ゆゆうたは「今だから言えるけど、感謝してるよ」とたっくーへの感謝を口にする。
現在32歳で、147万人もの登録者を抱える人気YouTuberとなったゆゆうたは、YouTubeを「唯一輝ける場所」だと語る。
「今が一番幸せです。毎日、本当に幸せです。どんなに嫌なことがあっても、誹謗中傷を受けても、好きなことがベースになってるんで、絶対に辞めることはありえません。活動を止めるぐらいだったら、死んだ方がマシですからね。」と「死ぬまで動画投稿を続ける」ことを宣言して動画を終えた。
コメント欄では、「ゆゆうたってただの下品な天才かと思ってたけど、それもこんな大変な人生を送ってきて強い気持ちがあったの尊敬する」「他の人とは比べ物にならないくらい壮絶な人生送ってんのにこんなに幸せそうなのは凄い事だと思う」「昔は辛かったかもしれないけど、今は貴方のおかげで楽しい想いをしてる視聴者が沢山いますよ。ありがとう」とゆゆうたへの感謝や称賛が送られていた。
Youtuberとして活躍を見せるゆゆうたさんがこんなにも壮絶な人生を経てYoutuberになったとは動画を見るまでは全く思いもしませんでした。これからも面白い動画を楽しみにしていきたいですね。