今回はスコップとシャベル(ショベル)の違いは何なのかや、関東と関西で言い方が異なるらしいという話や、JIS規格ではどうなのかについて調べてみました。
それでは、早速見ていきましょう!
目次
1 スコップとシャベル(ショベル)はJIS規格ではどう違う?
2 スコップとシャベル(ショベル)は関東と関西で言い方が異なる?
3 スコップとシャベル(ショベル)の違いは何?
4 英語での表現もご紹介!
5 まとめ
◆スコップとシャベル(ショベル)の違いは何?
スコップとシャベル(ショベル)は、地域や規格などによって違いがあるそうです。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
◆スコップとシャベル(ショベル)はJIS規格ではどう違う?
JIS(日本産業規格)では、スコップやショベルのことを、ショベル及びスコップと呼んでいます。
JISではシャベルと言わずに、ショベルというんだそうです。
足をかけて土や雪などを掘れるような形状の物をショベルと言い、足をかける部分がない物をスコップと言うそうです。
◆スコップとシャベル(ショベル)は関東と関西で言い方が異なる?
関東と関西で、スコップとシャベル(ショベル)の言い方や認識が違うんだそうです。
関東だと、大きいのがスコップ、小さいのがシャベル(ショベル)と言われ、関西だと関東の逆で、大きいのがシャベル(ショベル)、小さいのがスコップと言われているという話があります。
しかし、関東地方は、スコップとシャベルの区別があいまいな方々が多いそうです。
私は関東で生まれ育っているので、スコップは大きい方で、シャベル(ショベル)が小さい方だと思っていたのですが、人によって呼び方がバラバラなんですね!
一説として、東北地方は雪が降るので、雪をすくう物として大きい物をスコップと呼び、小さい物をシャベルと言ったんだそうです。
九州地方は土を掘る物として大きい物をシャベルと呼び、小さい物をスコップと言っていたそうです。
また、戦後、東北地方の労働者が関東地方に多く来ていたということから、シャベルとスコップの呼び方がごちゃまぜになったのだと言われています。
では、次にJIS規格ではどう違うのかについて見ていきましょう!
◆英語での表現もご紹介!
英語の表現では、「Scoop(スクープ)」、「Shovel(シャベル)」、「Spade(スペード)」、「Trowel(トラウウェル)」と言う4つのタイプの物があります。
製氷機から氷を取り出すときに使う、スプーンを大きくしたような物を、英語では「Scoop(スクープ)」と言うんだそうです。
しかし、日本だとオランダ語(蘭語)の「schop(スホープ)」という音の方が近いんだそうです。
スホープとスコップって、音が似ていますね!
余談ですが、スクープって聞いてサーティーワンを思い出してしまいました(笑)
そして、穴を掘ったり、土砂などを持ち上げ移動させる時に使う、サイズが大きくて、先が丸くなっている道具を「Shovel(シャベル)」と言うそうです。
ショベルよりも、シャベルという発音になるそうです。
また、物をすくう部分全体が四角くなっていて、サイズが大きい物を、「Spade(スペード)」と言うそうです。
最後に、園芸用で使う小さなタイプの物を「Trowel(トラウウェル)」って言うんだそうです。
◆まとめ
シャベル(ショベル)やスコップって、日本では関東や関西で異なる言い方をしていたり、英語でも違う表現になるんだなって勉強になりました!
なるほどー。JIS規格が違うんですね。シャベルではなく、正式にはショベルだということも初めてしりました。ショベルというのは年配の人が使う言い方で少し馬鹿にしていたんですが、ショベルが正式名称だなんて少し驚きました。関東ではほぼJIS規格通りの内容で浸透していたようですが、なぜ関西は大小の呼び名が逆転してしまったのか…。気になります。関東人と関西人とで会話してて「ショベル買ってきて」なんて頼んだら大変なことになりそうですね。