エンゼルスの大谷翔平選手が初の粘着物検査に笑顔に対応し、現地メディアから賞賛されている。
MLBでは不正の取り締まり強化の一環として、21日(日本時間22日)から粘着物検査が始まった。不快感を表す選手もいる中、23日(日本時間24日)、ジャイアンツ戦に「2番・投手」で先発出場した大谷もチェックを受けた。投手として6回6安打1失点、9奪三振の力投した後だった。
大谷はベンチに戻ろうとするところ、審判が近寄ってきて粘着物質検査が行われたが、その際に笑顔で対応。帽子とグラブのほか、ベルトの前も外して裏側を見せ、さわやかにチェックを終えたのだ。ベンチに戻る際も審判たちとコミュニケーションをにこやかにとっていた。
この神対応と呼ぶべき大谷の姿に、スポーツ専門局「NBCスポーツ」のレポーターD.J.ショート氏は以下のようにツイート。
「大谷はエリート級の優しさも持ち合わせている、真の三刀流だ」と絶賛だ。
さらに米メディア「masslivenews(マスライブニュース)」のクリス・メイソン記者も
「これを見てくれ。投手が始終イラつくことなく、グローブを差し出すことができるんだ。これが大谷翔平のことが好きな理由のひとつだ。」と大谷の人間性を評価した。
またFOX SportsのMLB解説を行うベン・ブレンダー氏も
「これが大谷翔平の粘着物検査だ、ほほえみ、笑い、感謝しているんだ」と大谷の対応の良さを強調している。
本拠地からは大谷への粘着物検査に大ブーイングだったものの、当の本人は投球のリズムを崩さず試合に臨んだ。残念ながら勝ち星にはつながらなかったものの、彼への評価がさらに上がったことは言うまでもないだろう。