ANYCOLOR株式会社が運営する「にじさんじ」所属のバーチャルライバー鈴原るるさんが、6月いっぱいで「にじさんじ」を引退・卒業することを発表した。
卒業発表が行われたのは、鈴原るるさんの誕生日でもある6月24日のこと。生歌配信枠である「【お歌わくわく】みんなあああああ!!ありがとう…ッ!!【鈴原るる/にじさんじ】」の終盤だった。最後の歌の前に「とってもとっても大事な、重大なお知らせがあります」と引退のことを告げた。
これにより生歌配信は同日が最後となり、26日にゲーム実況、そして30日の配信をもって引退となる。最終日には引退に至った経緯や詳しい話をするようだ。
鈴原るるさんは2019年5月1日にバーチャルライバーとしてデビュー(初ツイートは4月29日)。6月時点でYouTubeチャンネル登録数は54万人を超える人気ライバー。
「こんるるー」という挨拶やウィスパーボイスが特徴的。女子大に通う箱入り娘なキャラクターという儚げな印象とは逆に、ストロングスタイルなゲーム配信を行っていた。
ゲーム配信は3~4時間続くのが当たり前、5時間していることもざらにあり、中には8~10時間といった回もある。いつの間にか外が明るくなっている、ということがしばしばあった。
また、プレイするゲームは高難易度で有名な「ダークソウル」や「超魔界村」などがあり、苦戦しながらも挑戦を繰り返す鋼のメンタルを見せつけた。特にゲーム側から難易度を下げる案内があったりNPCから煽られたりといった際には、記録更新するまでリトライするような負けず嫌いな一面も。
しかし、そうした困難な場面にあっても普段の振る舞いが崩れず、ゲームにのめりこみ続ける一貫した姿が彼女が愛される一因でもあったのだろう。
26日に予定されている最後のゲーム配信でプレイする「帰ってきた魔界村」でも恐らく、普段通りの姿が見られるに違いない。
引退まで日は少ないが、最後まで「鈴原るる」のプレイスタイルでファンが楽しめる配信をしてくれるだろう。