ROCK IN JAPAN FESTIVAL事務局は、今年8月7日~9日、14日~15日に開催を予定していた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021』の中止を発表した。
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」(通称:ロッキン)は日本最大級の野外ロック・フェスティバル。同イベントは2000年にスタートし、毎年200組にも及ぶアーティストが参加。直近2019年に開催された際には、総来場者数30万人を突破したビックイベントだ。
多くのファンが今年の開催を楽しみにしていたが、残念なことに2020年に引き続き2021年も開催を中止する運びとなった。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL事務局は公式サイトで「医師会からの中止要請を重く受け止め、事務局内で協議を重ねた結果、ROCK IN JAPAN FESTIVALの開催を断念するしかないと決断しました。」と発表。
どうやら7月2日に茨城県医師会や県下26の医師会による中止要請が事務局に出された模様。要望書には「今後の感染拡大状況に応じて、開催の中止または延期を検討すること」「仮に開催する場合であっても、更なる入場制限措置等を講ずるとともに、観客の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期すこと」のふたつの指示があり、事務局はこれらを総合的に協議した結果、中止を決定したと説明。
ロッキンの総合プロデューサーである渋谷陽一氏も「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021開催中止に関して、皆さんにお伝えしたいこと」と題したコメントを発表。
渋谷陽一氏は「「ロック・イン・ジャパン 2021」にむかうアーティストの気持ち、フェスを楽しみにしている参加者の思い、それを考えると何とも言えない気持ちになります。悔しいです。申し訳ありません。でも私たちはこれからも最高のフェスを作り続けます。今回のことで、その思いはより強くなりました。繰り返しになりますが、これから開催される夏フェスの成功を強く願い、応援したいと思います。」と胸の内を語った。